1890年代につくられたシルバープレートのティーポットです。
メーカーは、1800年ちょうどにバーミンガムで創業したシルバースミス William Hutton & Sons(ウイリアム・ハットン&サンズ)。まわりのシルバースミスを吸収・合併しながら、有力メーカーの一つに成長していきました。1930年に、繊細な細工とクオリティの高さで有名なシルバースミス James Dixon & Sonsと合併し、その名に幕を閉じます。
こちらのティーポットは、ジョージアン様式のドラム(バレル)スタイルと呼ばれるフォルム。つるりとしたボディに美しい彫刻が施されており、洗練された気品あるデザインですね。ハンドルと蓋の取っ手は熱伝導を防ぐよう木でできています。
特筆する点は、蓋のつなぎとなるヒンジの部分。周りの装飾を邪魔しないよう平らになっており、ヒンジがポットの中に埋め込まれた素晴らしい細工がされています。これはフラッシュヒンジと呼ばれ、デザイン的に大変優れますが加工が難しく、このことからシルバースミスの技術の高さが伺えます。
ハンドルの持ち心地も良く、普段使いにも適したひと品かと思います。
経年変化による温かみや風合いは、現代の品では出せないアンティークの魅力の1つ。お気に入りの紅茶と共に、時を経たポットのデザインや持ち心地を確かめて、当時を想像しながら思いを馳せる。そんなひとときを楽しんでみるのも素敵な時間になりそうですね。
※ボディーとハンドルのつなぎ目部分が若干変色しておりますが、当時のお品としては大変綺麗なコンディションです。
※コーディネート写真のティーポット以外の商品は付属しません。
【サイズ】 W26cm x D9.5cm x H13cm
【材 質】 シルバープレート
【年 代】 1890年
【メーカー】 William Hutton & Sons
【製造国】 イギリス
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