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英国アンティークを探しているとよく目にする言葉『ビクトリアンスタイル』。
このデザイン様式は、優雅でありながら落ち着きを感じさせ、置くだけで空間に品格が生まれます。
現在でも多くの人に愛され、有名な観光名所やパブ、レストランなどにはビクトリアンスタイルが多く残っています。

様々なデザイン様式がある
英国アンティークとひとことで言っても、様々なデザイン様式があります。
大きく分けると統治していた君主によって『クイーン・アン』や『エドワーディアン』などと分けられ、その時分の製造技術や需要、政治情勢・外交など、時代背景を色濃く反映しながら変化してきました。
ビクトリアンスタイルとは

その中でも特に人気が高く、英国を代表するデザイン様式と言っても過言でないのが、 ビクトリアンスタイルです。

ビクトリア女王が即位した1837年〜1901年の間(ビクトリア時代)につくられたデザイン様式をビクトリアンスタイルと呼び、英国アンティークを代表するスタイルです。

この約65年の間に英国は植民地支配を拡大させ、産業革命によって様々なものが発達します。大英帝国として英国史でも最も栄えた時代ですね。「世界の工場」として、また「太陽の沈まぬ国」と称えられるほど、かつてないほどの勢いで都市化が進みました。

英国家具やシルバーなども例外でなく、その栄華を世に示すがごとく発展したデザイン様式がビクトリアンスタイルです。豪華絢爛、壮麗、品格、どの言葉もぴったりくるような佇まいを見れば、現代でも愛されている理由がわかるはずです。
『アーリービクトリアン』と『レイトビクトリアン』
ビクトリアンスタイルは1880年頃を境に、前期と後期で分けられることがあります。
ビクトリア時代以前のものは直線的でシンプルなデザインが多かったのですが、前期(アーリービクトリアン)ではそれを打破するような、曲線を多用した女性的なデザインが数多くつくられました。古典的なデザインをふんだんに取り入れ、細やかな装飾や植物・動物モチーフ、金属・ガラスなども使用し、豪華さが際立ったデザインが特徴です。
後期(レイトビクトリアン)では大量生産が定着し、前期に比べると装飾が抑えられた洗練されたデザインになっていきます。家具などはややシンプルで使いやすいデザインが増え、代わりに色とりどりの壁紙が用いられるようになり、一目見ただけで鮮やかさが伝わってくるようなインテリアが流行するようになりました。
ビクトリアンの色
ビクトリアンスタイルの家具は揃えたけれど、映画や英国旅行で見たような理想のインテリアにならない…そんな時は壁紙などの色に注目してみると良いかもしれません。バーガンディーやマスタードイエロー、ティール(緑がかった深い青)などは、ビクトリアンらしい落ち着きと品格を持ち合わせた色。壁をこのような色で塗装し、アンティーク家具を置けば、グッとビクトリアンらしい素敵なインテリアに近づくはずです。小物などには、ローズピンクやラベンダー、グレー、ベージュ、ホワイトなど彩度を抑えた色を使い、全体的にくすんだトーンでまとめて高級感や品格を演出するのがポイント。家具選びだけでなく、インテリアのトータルコーディネートをご希望の場合にも、ぜひ鎌倉アンティークスまでご相談ください。
ビクトリアンスタイルの家具&アイテム
見た目の高級感に加えて上品で深みのあるデザインのビクトリアンスタイルで、素敵なインテリアを実現してください。
  • パーラーキャビネット
    ゲストをお招きする応接間(パーラー)に飾る高級キャビネット。繊細な装飾と堂々たる姿は、ビクトリアンインテリアの主役として活躍すること間違いなし!
  • スクロールアームセティ
    19 世紀半ばに流行したチェスターフィールド。こちらは革張りではなく布張りのもの。深いグリーンの色合いが置くだけで空間に品格が生まれます。
  • アームチェア
    うっとりしてしまうような美しいフォルムのアームチェア。新たに張り替えたブルーベルベットのファブリックもシックで素敵な逸品です。
  • キャビネット
    ガラス戸のモールディングや笠木に曲線が用いられており、華やかで女性的なデザイン。マホガニー材の色味と内部に張られたファブリックの色合いが素敵です。
  • ワットノット
    高級木材ウォールナットを使用した飾り棚。繊細な装飾と見事な木目が棚に飾れば、お気に入りのシルバーや陶器の品をより一層引き立ててくれるでしょう。
  • コーヒーポット
    英国で最も優れたシルバー製造の町シェフィールドでつくられたコーヒーポット。ビクトリアンならではの美しいフォルムが素敵ですね。